10年勤めた金融機関を辞めて鍼灸師になった話

皆さんこんにちは、鍼灸師のかんのです!

かんの
かんの

私は10年勤めた金融機関を辞めて鍼灸師になりました。

一見安定していそうな金融機関職員の道を外れて、なぜ鍼灸師の道を選んだのか。

今回は私の過去を少し振り返ってみたいと思います。

ご興味のある方はぜひご覧ください!

金融機関に就職した理由。

私は大学卒業後、新卒で地域密着型の金融機関に就職しました。

就職した理由は「地元から離れたくなかったから」、そして「安定していそうだから」

かんの
かんの

とっても安定志向だったんです。

就職後は主に金融窓口でお客様対応や後方事務を担当していました。

大学時代から接客業が好きだったので、就職してすぐは窓口に立てることが嬉しく、

やりがいを感じていました。

自分で言うのもなんですが、真面目に前向きに仕事を頑張っていました。

かんの
かんの

おかげさまで、今でも札勘(お札を扇状に広げて数えるあれ)は速いです。

金融機関での日々。

金融機関で過ごしたのは「数字と時間に追われる」毎日。

法律順守が基本、決まりごとが厳しく、少しでも間違えると大変なことになる。

1円でも数字が合わないと原因究明のためにゴミ箱をあさり、

書類が紛失すれば裁断後のシュレッダーをかき分けつなぎ合わせる。

窓口ではお客様に金融商品の提案をし、個人のノルマと店舗の目標をひたすら追いかける。

常に気が張り詰めていて、ミスすると「誰がやった」と犯人探しが始まる。

そんな日々でした。

かんの
かんの

もちろん嬉しいことや楽しいこともたくさんありました!

でも大変なことがとても多かった。

その頃の私は、

・生真面目

・完璧主義

・間違いが許せない

・白黒はっきりつけたがる

・自分がミスすると消えたくなる

という、本当に生きづらい性格をしていました。

かんの
かんの

「正義マン」って呼ばれていました。

家に帰っても仕事のことが頭から離れず緊張が抜けない。

そんな緊張をごまかすためにお菓子をたくさん食べたり、

夜中に大盛ラーメンを食べたり。

飲み会も多かったので大量にお酒を飲み、2次会のカラオケでオールして朝帰り。

そんなことが続いていたある日、自分の身体がおかしいことに気付きました。

心と身体が限界を迎える。

朝、身体が重い。仕事に行きたくない。

窓口に出たくない。出たらクレームを言われるかもしれない、難しい手続きのお客様かもしれない。

窓口に出たらミスするかもしれない。ミスしたくない。

お客様に商品を提案して断られたらどうしよう。

お金を数え間違えたらどうしよう。書類が不足していたらどうしよう。

目標を達成できなかったらどうしよう。恥ずかしい。生きている価値がない。

人事評価が悪かったらどうしよう。周りにどう思われるんだろう。

そんなことばかり考えて、気持ちが沈んでいき、

仕事に対する意欲がどんどん落ちていきました。

同時に体調もどんどんおかしくなり、

生理不順、不正出血、ひどい月経痛で過呼吸になる等、

今まで起こらなかった身体の不調が出始めました。

今考えると明らかにおかしい。でもその時は気付けなかった。

婦人科疾患の発覚、入院、手術を経験し、

心と身体が、バラバラになっていくような感じがしました。

筋トレを始める。色々思い出す。

そんな最中で、家の近くに24時間営業のジムができたことをきっかけに、

健康のためになるだろうと何となく、筋トレを始めました。

かんの
かんの

当時は全然運動してなかったんです。

中学生の時はバスケ部、高校生でハンドボール部で小さい頃から運動は好きだった。

大学入ってから運動しなくなって、久しぶりの筋トレ。

始めてみると、何だか心が晴れやか。筋肉痛が心地良いくらい。

心に爽やかな風が吹くような、そんな気持ちになりました。

それから私は筋トレにすっかりはまり、

YouTubeで筋トレ系の動画を観あさり、

iHerbでプロテインやサプリメントを買いあさり、

尊敬するトレーナーさんのワークショップや勉強会に参加し、

筋トレや健康に対する知見を広げていきました。

その過程で、思い出したこと。

かんの
かんの

「そういえば私は昔から『健康オタク』だった。」

日々健康に関するテレビ番組をくまなくチェックし、

独自の筋トレメニューを毎日こなし、(腹筋、背筋、腕立て1日30回をノルマにしてた)

納豆が良いと言われれば納豆を食べ、

食事は30回噛めと言われれば毎回しっかり数えながら咀嚼し、

朝にコップ1杯の常温の水を飲めと言われれば律儀に守り、

いつも静かに笑っている。

私はそんな小学生だった。

昔から好きだったことを思い出し、

身体を動かすことで心も健康になる実感があり、

私の心と身体の健康はそこから浮上していきました。

心と身体は繋がっているという実感。

身体を動かすと、気持ちも晴れやかになる。

気持ちが晴れやかになると、体調が良くなる。

体調が良くなると、もっと身体を動かしたくなる。

そんな最高のループが出来上がっていることに、気が付きました。

かんの
かんの

心と身体は繋がってるんだ。

自分の心身で、痛いほど痛感しました。

金融機関で10年の節目。今後どうしたい?

そこから何だか強気になり、金融機関での仕事も10年の節目を迎えることができ、

金融機関での仕事も、自分なりには「頑張った、やり切った」と思うことができました。

ここから、私ができることは何だろう?と考えた時に

「今まではお金を通してお客様と関わってきたけど、今度は健康と美を通してお力になりたい」

と考えるようになりました。

そこから一念発起して仕事を退職。

鍼灸という道があることを知り、専門学校に入学しました。

そこで私は「東洋医学」と出会いました。

東洋医学との出会い。

鍼灸は、身体に鍼やお灸を使って刺激を与え、反応を引き出す古典的な治療法です。

専門学校での学びを深めていくにつれて、私は東洋医学の思想に惹きこまれていきました。

東洋医学では「心身一如(しんしんいちにょ)」という考えがあります。

これは「心と身体は繋がっており、ひとつのまとまりとして存在する」という意味で、

心と身体は決して切り離すことができないということを現しています。

東洋医学の考え方を日常に取り入れることで、私の心身の状態はどんどん上向いていきました。

そして、「東洋医学的な考え方で人の身体を観ることができる鍼灸師になりたい」という気持ちを

強く抱くようになりました。

現在、そして未来へ。

そして今は、ご縁があって学生時代からスタッフとして勤務させて頂いていた鍼灸院で、

中医学の鍼灸治療を学んでいます。

初診の問診に特徴があり、2時間しっかりとお話を伺います。

今まで歩んでこられた人生を丸ごと振り返り、身体に起こった変化の理由を探しながら、

心と身体のバランスを整えていく。

そんな治療に携わらせて頂いています。

私は、東洋医学的な視点で心身のバランスを整えるためのお手伝いができるように、

また運動や筋トレ、食事、睡眠などの「養生」の方法をお伝えできるように、

治療院で、皆様にお会いできる日に向かって日々精進してまいります。

かんの
かんの

今後ともよろしくお願いいたします!

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