こんにちは、鍼灸師の芍薬です!
今回は咳について、東洋医学的に考えていきましょう!
咳はどんな時に出る?
咳といえば、どんな時に出るでしょうか?
風邪を引いた時やのどを痛めた時、
気管支や肺の病気になった時、、、
想像しやすいのは呼吸器系の疾患かもしれませんね。
東洋医学の「咳」とは?
東洋医学でも、「肺」は呼吸において重要な役割を果たします。
本来ならば肺に留まっていなければならない「気」が
何らかの原因によって上に昇ってしまい、口から噴出するのですね。
肺の気が口から出てしまう原因は様々です。
例えば、、、
□外から邪(じゃ)が入ってくる
□刺激の強い物を食べ過ぎる
□イライラが込み上げてくる
□身体が疲れすぎている
これらは全部、東洋医学で咳の原因と考えられます。
一見、呼吸器とは関係なさそう、、、
でも東洋医学的に考えると、しっかりと説明がつくのです。
これが東洋医学の面白いところですね。
咳の原因を考えてみよう!
それでは、咳の原因を東洋医学的に一つひとつ見てみましょう!
外から邪が入ってくる(風邪)
まずは「外から邪(じゃ)が入ってくる」について。
風邪(かぜ)は、東洋医学では風邪(ふうじゃ)といいます。
風邪が身体の中に入ってきて、肺を刺激すると咳が出ます。
刺激の強い物を食べ過ぎる
辛いものや熱いもの、冷たいものを一気に食べたり飲んだりした時に咳が出た経験はありませんか?
私はマックシェイクを飲むと必ず咳が止まらなくなります・・・
辛いもの、脂っこいものを食べると「脾」や「胃」という臓器がダメージを受け、そのダメージが肺にも影響を及ぼし咳が出ます。
イライラが込み上げてくる
イライラが咳に関係するの!?と思われる方もいるかもしれませんね。
東洋医学では咳とイライラは重要な関わりを持っているんです。
東洋医学でイライラ等の感情の変化を司るのは「肝」という臓器です。
イライラが溜まって肝が失調すると、熱が生まれます。その熱が肺に影響を及ぼし咳が出ます。
身体が疲れすぎている
身体の疲れは、東洋医学では「腎」という臓器と関わっています。
「腎」は、深い呼吸に関係があるので、疲れすぎていて腎が失調していると呼吸がうまくできず、息切れがしたり咳が出たりします。
なかなか治らない咳を止めるには
いかがでしたか?
東洋医学的な目線で見てみると、咳の原因は様々。
上に挙げた以外にも色々な原因が関わりあって、咳という症状になって出てきているのかもしれません。
東洋医学は、人を診る学問です。
中々治らない咳の症状でお困りの方は、東洋医学的な観点でその症状と向き合ってみるのはいかがでしょうか?
東洋医学的な治療を得意としている鍼灸院、漢方薬局で相談してみることをおすすめします!
この記事が少しでも皆さんのお役に立ちましたら幸いです。