皆さんこんにちは、鍼灸師のかんのです。
皆さんは「人と自分を比べてしまう」ことはありますか?

私はずーっと人と自分を比べて落ち込んでいました。
過去の私は、「あの人に比べたら私なんて・・・」という思いが常にあり、
しょーもない自分を責めて、自己否定ばかりしていました。

SNSを見ればキラキラした世界が広がっているし、周囲の友人がやたらと輝いて見える・・・
そんな私ですが、現在は「ありのままの、しょーもない自分でもいいじゃないか」と
しょーもない自分を受け入れることができるようになりました。
今回は、過去の私のようにありのままの自分を好きになれず、人と自分を比べて苦しんでいる方に向けて、
ちょっとラクになれる東洋医学の考え方をお伝えしたいと思います。
私の「しょーもな」エピソード
早速ですが、私の「しょーもなエピソード」を披露したいと思います。

ここで昇華させてください。
しょーもなエピソード①はじめましては乗り越えられるのに。
私は「はじめまして」の時よりも2回目以降の人間関係がとにかく苦手で、
会う回数を重ねていく毎にどんどん人との付き合い方がわからなくなっていくというしょーもない特性を持っていました。

正直、今もまだちょっとある。
最初の印象が肝心だから!と必要以上に自分を良く見せたい欲が働き、
明るくて人当たりの良い人の部分を全面にゴリ押ししていました。
ですが元来「そういうのが苦手」な私は、
最初の印象を上げすぎた故に発生する本来の自分とのギャップに苦しみ、
「人といると疲れる・・・やっぱり人間関係苦手だわ」と勝手に自己完結し距離を置くということを繰り返していました。

人づきあいが上手な人と自分を比べて落ち込んでいました。
しょーもなエピソード②エレベーター、気まずさ回避で階段ダッシュ。
マンションでエレベーターを使う時、
自分が乗ろうとしているエレベーターに、先に待っている人がいると密室で気まずいので階段を選択。
さらに「万が一エレベーター乗った人と私が行きたい階が同じで、到着した先で会ったら気まずい」という謎の思考が働き、
エレベーターより先に到着しようと階段を猛ダッシュする。

見えない何かと戦っているとしか思えない。
人と無言でいる空間がとにかく苦手なんです・・・。
全く気にせずにいられる人と自分を比べて、「私ってしょーもないな・・・」と落ち込むこともしばしば。
まだまだ、まだまだたくさんの「しょーもな」エピソードを抱えて、今も元気に生きています。
以前はそんな自分を「弱いからだ、もっと強くならなければ」と責めて、どんどん自分を苦しめていました。
自然体でいるということ。

人と比べて自分は弱い、しょーもない、臆病だ。
あの人は簡単そうにやっていることが自分にはできない。
そんな想いを抱えて自分を責め、苦しめていたある日、東洋医学の考え方に出会いました。
東洋医学では、人を自然界や宇宙の一部としてとらえ、
自然本来の性質やリズムを重視し、心と身体のバランスを整えることを目指します。
自然も人も、一日のリズムや天候、四季、陰陽のバランス等の影響を受けながら、
同じ原理のもとで生きているという考え方です。
自分に無理をさせていないか?不自然な状態になっていないか?
東洋医学では、症状だけではなく「人」そのものを診るということをします。
同じくらいの年齢、同じくらいの体形、同じ性別の人がいたとして、同じ症状が出ていたとしても、
それぞれの人の内面は必ず、異なります。

東洋医学ではその違いを重要視します。
心身に不調が出るとき、多くの人は自分自身にかなり無理をさせています。
自分にとって自然ではない状態でいることが多いです。
・自分の意見を言えずに人に合わせて我慢をしている。
・本当は休みたいのに職場の人の目が気になって休めない。
・家事を家族に頼むことができない。
他にもたくさんあります。

心当たりはありませんか?
人それぞれの心と身体の在り方を尊重し、それぞれが各々のバランスを保ちながら
自然界全体と調和を保ちながら生きることを目指すのが東洋医学の考え方。
人と比べることに意味はありません。自分は自分でいいのです。

自然界では、それで完璧にバランスがとれているといえます。
だから私も、2回目以降の人間関係が苦手だって、
エレベーターが苦手だって、いいのです。
私は私のバランスがあり、苦手なものは苦手。しょーがないのです。

しょーもないけど、しょーがないのです。
これが腑に落ちた時、
「無理しているからつらくなるんだ。無理しないでいてみよう。」と思うことができ、
人前でも過剰に自分を良く見せようとしないことができるようになりました。
すると、人間関係もとても楽になり、
無理しない私で心地よい関係が築けるようになっていきました。
「比べない」ということ自体が養生。
人と自分を比べてしまう人は、とても頑張り屋さんな方が多いと思います。
そして自分にとても厳しい方が多いです。
人よりも優れていたい。人に迷惑をかけたくない。
自分は誰よりも頑張らなければならない。
そう思うと、自分の周りがどんどん自分よりも優れているように見えてきて、
自分のことを否定する声が自分の中に響きます。

過去の私はずっと自己否定していました。
人と自分を比べることで、良い刺激をもらえるという側面もありますが、
過剰に自分を責めたり、否定してしまうようでしたら、
それはバランスがいい状態とは言えません。
あなたはあなたで、あなたにとって最適なバランスがあります。
人は人で、その人にとって最適なバランスがあります。
元々の体質、考え方、幼少期の過ごし方も食べているものも運動習慣も全く違います。
人と比べ過ぎないで、「自分は自分で心地よくあればいいんだ」と思えたら、
とても楽に、そこに存在することができます。
「比べない」こと自体が、あなたがあなたのためにしてあげられる養生(ようじょう)です。
東洋医学で「生命を養う」ために、日々の生活で心と身体のバランスを整え、健康になるための知恵や実践方法のこと。
養生のお手伝いは、東洋医学を得意とする鍼灸師にお任せください。
私も、皆さんの身体と心をつなぐお手伝いをしています。
というわけで、私はこれからも「しょーもない」自分と仲良くやっていきたいと思っています。
「しょーもな」の輪を広めていきますよ~。

どうぞお身体を大切に、養生なさってくださいね。

