こんにちは、鍼灸師の芍薬です!
新年明けましておめでとうございます!
2025年は東洋医学を味方につけて、健康で楽しい1年にしちゃいましょう~!
ということで、まずは自分の身体を知ることが大切!
簡易的な体質チェックをしてみましょう!
東洋医学で体質チェック
私が実際に患者様とお話をしていて、よくお会いするタイプは以下の通りです。
1.気虚タイプ→陽虚タイプ
2.気滞タイプ
3.血虚タイプ
4.血瘀タイプ
5.痰湿タイプ
これらは単独ではなく、複数の症状を併せて出現することが多いです。
では、それぞれ詳しく見ていきましょう!
気虚タイプ→陽虚タイプ
まずは気虚タイプについて。
このタイプの方は、身体の元気の源である「気」が不足してしまっています。
症状としては、
□疲れやすい
□集中力が長持ちしない
□食後に眠くなりやすい
□胃腸が弱い
□風邪を引きやすい
□汗をかきやすい(自分だけ汗をかいている)
□食欲不振
などが挙げられます。
また、気虚が進行すると「陽虚」という状態に変化します。
気虚の症状にプラスして冷えの症状が出るようになるのです。
気には身体を温める「温煦作用」という作用があるので、気が不足すると身体を温めることができずに冷えてしまうのですね。
陽虚の症状としては、
□寒がりになる
□手足が冷える
□顔が青白くなる
□夜間頻尿や尿量の増加
□腹痛
□下痢
などが挙げられます。
気滞タイプ
次に気滞タイプについて。
このタイプの方もかなり多くいらっしゃいます。
ストレスやイライラにより体内に気が滞り、痛みなどを生じている状態です。
症状としては、
□イライラしやすい、怒りっぽい
□抑うつ感がある
□喉がつかえる感じがする(ストレス玉、東洋医学では梅核気(ばいかくき)といいます)
□胸やお腹の張り、膨満感
□ゲップやおならが多い
□寝つきが悪い
□張ったような痛みがある
□便秘
などが挙げられます。
血虚タイプ
女性は生理などの影響で元々血虚になりやすい性質を持っています。
血虚タイプの特徴としては
□めまい、立ちくらみがある
□目が疲れる、目がかすむ
□筋肉がつる
□手足がしびれる
□白髪や抜け毛が増える
□爪が弱くある
□不眠
□動悸がする
□生理不順
□生理の血の量が少ない、色が薄い
などが挙げられます。
出産直後の女性に起こる身体の変化は、著しい血虚によるものが大きいです。
血瘀タイプ
「血瘀(けつお)」という言葉、ザ・東洋医学って感じがしますよね。日常で中々聞かない言葉ですね。
血瘀とは、身体に余分な血液が滞ってしまっている状態。
症状としては、
□肌がザラザラする、鮫肌になる
□アザができやすい
□目の下にクマができやすい
□シミが多い
□身体に刺すような痛みがある
□痛みの場所は動かず、固定されている
□夜間に痛みが増悪する
□生理不順、生理が重い
□生理の血が赤黒い、血の塊が出てくることがある
□舌が暗い紫色になる
□舌の裏の静脈が太く目立つようになる
などが挙げられます。
痰湿タイプ
痰湿タイプとは、身体に余分な水分が溜まってしまっている状態のこと。
甘いものが好きな方は痰湿を溜めやすいと言えます。
症状としては、
□身体が重だるい感じがする
□浮腫みやすい
□めまいがある
□頭が重い感じがする
□太りやすい
□痰が多い
□喉が渇かない
□軟便、下痢になりやすい
□口がねばつく
□食べ過ぎ、飲みすぎの傾向がある
□舌の苔が白くべったりとついている
□舌がぼてっとしている、歯の跡がついている
□おりものが多い
□雨の日に体調が悪くなる、湿度に弱い
などが挙げられます。
体質を把握して健康管理に活かそう
いかがでしたか?
ご自身があてはまるのはどのタイプだったでしょうか?
「私は〇〇タイプ!」とはっきり分かる方もいれば、
「こっちも当てはまるし、こっちも当てはまるなぁ」という方もいらっしゃると思います。
多くの場合、それぞれのタイプは混ざり合って体質を形成しています。
例えば、気滞+血瘀タイプであったり、血虚+血瘀であったり。
また、上記の5タイプ以外にも東洋医学の体質タイプはたくさんあります。
身体に熱を溜めこみやすいタイプ、気が上逆しやすいタイプなどなど・・・
自分の体質傾向を知ることは、良い健康管理の第一歩!
もっと詳しく知りたい方は、東洋医学に強い鍼灸師の方や漢方薬局の先生に相談してみてはいかがでしょうか。
この記事が皆様のお役に立てたなら幸いです!